サドベリバレイ校3

出典: Jinkawiki

概要

 サドベリーバレイ校は国際的な政治・教育の問い直しの中、1968年にマサチューセッツ州のボストン近郊に、新しい教育理念に基づいてつくられたオールタナティブ学校のひとつである。グリーバーグ夫妻を中心として、これまでの学校教育に疑問を持つ親たちによって設立された。現在、4歳から18歳までのおよそ200人の生徒がいる。  子どもは誰もが皆、物心ついたときから、自分自身の教育に個人として責任を持つべきであり、子ども自身の選択や活動に対して、外部からの評価は不要である。したがって、子ども一人ひとりに自分の技能・関心を伸ばすために、完全な自由を与えることが大切である、というのがこの学校の考え方である。また民主主義を重んじており、学校運営からもそれを徹底している様子がうかがえる。


特徴

 サドベリーバレイ校には4歳から18歳までの子どもたちが通うことができる。この学校の最大の特徴は、クラス、時間割やカリキュラムがないことである。1日5時間学校にいればいいという規則はあるが、それ以外の何を学ぶか、いつ学ぶかといったようなことは生徒たちの自由である。全て子どもたち自身が決め、行動する。自分一人では分からないことがあれば、交渉・契約をしてスタッフや上級生に授業をしてもらうことができる。  また民主主義的な運営方針も、この学校の特徴の一つである。規則の制定はもちろん、処分や財政問題、教師の任免など、学校のあらゆる運営事項を構成員による委員会で決定する。構成員は全ての生徒と教師であり、全ての人が一人一票の、完全平等である。何か問題が起これば、教師と生徒の代表が、日常的なトラブル処理を行い、特に重大な問題については、全員参加の学校会議で取り扱う。 サドベリーバレイ校とはまさに、生徒の、生徒による、生徒のための学校なのである。


参考  http://www.asahi-net.or.jp/~fl5k-oot/kokukyo2010-2.pdf     http://altjp.net/classification/article/100


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