サドベリバレイ校6
出典: Jinkawiki
【概要】
サドベリー・スクールはフリー・スクールとある面では類似しているが、明確に異なる諸側面ももっている。
サドベリー・モデルの中心的な特徴は、生徒はルールの範囲内で自由に行動できること、またそのルールを学校参加者自身(主に生徒とスタッフ)により決定していくことである。それによりサドベリー・スクールでは、生徒は学ぶべき内容を学校から押し付けられるということがなく、自らの好奇心のおもむく事をルールの範囲内で追求することができる。また子どもたちを「クラス」に分け、「クラス」単位で行動するように強制することはしない。
このようなサドベリー・モデルの特徴はその教育モデルの基本的な信念に由来している。その信念とは、子どもは生きていく上で必要のあることは自分で学んでいくことができる、という考えである。
サドベリー・スクールでは、学校の管理への保護者の関わりは限定的である。サドベリー・スクールは生徒とスタッフだけが参加できる「スクール・ミーティング」によって民主的に運営される。スクール・ミーティングでは、生徒とスタッフの立場は互いに対等である。保護者は年に最低一度開かれる総会にて学校運営に関わることができる。
またサドベリー・スクールはすべての年齢の子どもたちが一緒に過ごすことによって生徒たちの学びと成長が促されると考えており、恣意的に生徒たちを年齢によってグループ分けすることはしない。
【サドベリーバレイの良い点】 ・通常の学校では「やるべきこと」が決まっていて「やりたいこと」を見つけるのが困難だが、サドベリーバレイは自分の興味のあることをやることができるのでやりたいことが見つけやすい。 ・やりたいことを制約なしにとことんやることができる。 ・コミュニケーション力がつく。
また、自分の人生に満足している人も多く、日本のサドベリースクールの卒業生に「自分の人生に満足しているか」というアンケートをとったところ、「大変満足」「まあ満足」と答えた人が合わせて85%を超えた。
【サドベリーバレイの批判点】 ・好きなことしかやらないので社会で必要なことを学ばないのではないだろうかという懸念 ・知識の偏り ・一切勉強をしない生徒が出てくる。