サブプライムローン
出典: Jinkawiki
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サブプライムローンの概要
サブプライムローンとは米国の低所得・低信用者向けの住宅ローンである。プライムは「優良」という意味でサブは「それより下の」という意味。つまりサブプライムローンというのは、収入が少ない人や過去に破産したり、担保を差し押さえられたりなどした信用力の低い人に貸し出すローンである。サブプライムローンの特徴は通常のローンと比べて金利が高いことだ。最初の数年は金利を低く設定しているがそれ以降は金利が跳ね上がるという仕組みとなっている。ローン会社が低所得者はもしかしたら金を返してくれないかもしれないと考えたからである。しかし、低所得者にとって金利が高くなると返済が厳しくなる。それにもかかわらず、ローン会社は、払えなくなったらその家を売ればいいといって貸し出した。この頃のアメリカは景気がよく家を買いたがる人が多かったため家の値段が上がっていた。
ローン会社は低所得者が払えなかったときに備え、多数のローンをまとめ、証券化し商品として金融機関やファンドに売り出していた。この商品は住宅の値段が上がり続けることによって成り立っていたのだが2007年に住宅の値段が下落に転じたため住宅ローンの返済が困難になり貸し倒れや不良債権が増加した。こうして消費者は借金で破産したり担保であった自宅を取られたりということが起こった。
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株価値下がりの理由
貸し倒れの増加によりサブプライムローンを証券化した商品の価格が急落し金融機関やファンドが大損をした。金融機関の信用が落ち融資の回収をしなければならなくなりファンドへの融資が停止される。投資家はファンドに対し金の返却を求めたため、ファンドは保有する株式を売却することになる。株式の売却が増え株価の下落に繋がったのである。