シュタイナー教育7
出典: Jinkawiki
ルドルフ・シュタイナーとは
ルドルフ・シュタイナーは1961年に旧オーストリラリア帝国(現クロアチア)で生まれ、子どものころから哲学や文学に興味をもっていたが、ウィーン工科大学に進み、自然科学、数学、哲学を専攻する。ゲーテから強い影響をうけたのが原因で、哲学者、思想家となってアントロポゾフィー(人智学)と呼ばれる思想の創始者となる。この思想からうまれたのが「シュタイナー教育」である。
シュタイナー教育
シュタイナー教育は、4つの構成体が人間にはあるということを前提している。一つ目は、体そのもので、私たちの体も、引力の法則にしたがい上から下に落ちる物質体である。二つ目は、引力に逆らって下から上に伸び、成長や繁殖をつかさどる生命体である。三つ目は、快・不快の感情体である。四つ目は、自我である。眼に見えるのは物質体しかないが、心の眼でみれば生命体も感情体も自我も見えるはずだ。見えなければシュタイナー教育は始まらないという。また、シュタイナーの考えは7年ごとに人間は節目が訪れるという。7歳までを「第一・七年期」、14歳までを「第二・七年期」、21歳までを「第三・七年期」と呼ぶ。第一・七年期の課題は体を作ることである。第二・七年期では、多種多様な芸術的刺激を与えることである。第三・七年期では、抽象概念、思考力により、世界についてより深い認識をもつことである。 また、シュタイナーは、気質は人が生まれながらにもっている個性と親からの遺伝との混合により作られていると考えた。その気質は、胆汁質、憂鬱質、粘液質、多血質の4つに分けられる。注意する点は、子どもがどれか一つの気質だけではなく、4つの気質を持ち合わせているということだ。そのときの気質にあわせて対応することが大切である。
シュタイナー学校の特徴
シュタイナー学校とはシュタイナー教育を基盤においた教育機関である。シュタイナー学校は、8年間担任制である。8年間同じ担任がクラスを担当する。また、基本的にはテストはない。また、毎朝に約2時間のエポック授業がある。エポック授業とは、例えば、算数の授業を毎日2時間を3週間というブロックで学習し集中して一つの教科を学ぶことである。シュタイナー学校には既製の教科書がなく、エポック授業で学んだことをもとにしてノートに生徒自身が自分自身で教科書を作り上げる。
参考文献
シュタイナー教育の理念 http://allabout.co.jp/gm/gc/184257/
シュタイナー教育 学びの場 http://info.e-waldorf.com/index.php?FrontPage
投稿者 mh