シリウス
出典: Jinkawiki
シリウス
シリウスとは恒星一つで太陽を除いた中で最も明るい天体である。 おおいぬ座の鼻にあたる部分がこのシリウスで、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスと並び冬の大三角形といわれる中の一つでもある。 明るさを表す等級は-1.4、高度は太陽の約26倍、質量は太陽の約2倍、半径は1.7倍でとても大きい星である。 またシリウスは目立つ恒星の中では近い距離にある星で、その距離は太陽から約8.6光年である。 色は青白っぽく、生まれてから2~3億年程度の若い星でもある。
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シリウスと伴星
シリウスは肉眼や精度の低い望遠鏡で見ても青白い星ひとつだけに見えるが、実際は主星と伴星によって構成された連星である。 この伴星は等級に表すと8.4等星と暗い星であり、非常に光度差が激しいため伴星の弱い光は主星の強い光に遮られて我々にはほとんど見えることはない。 またこの伴星は白色矮星という恒星の一生を図式に表した時に一番最終段階に当たる星で、いわゆるエネルギーを放出しつくして収縮していく段階の星にあたる。 この伴星は世界で2番目に発見された白色矮星である。
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