シリコンバレー

出典: Jinkawiki

場所

 シリコンバレーはサンフランシスコより南へ約48km、ロスアンゼルスからは北へ約620kmの地点にあり、カリフォルニア州の中心に位置している。


由来

 シリコンバレーとは、地質学上でいえば、11の都市からなる一帯を指すサンタクララ・バレー(Santa Clara Valley) の呼称であり、実際の地名ではない。東側にはディアブロ・レンジ山脈、西側にサンタクルーズ・マウンテンズ山脈が南北に走っており、その間の平原を指す。1971年サンタクララに住むエンジニア兼編集者ドン・ヘフラーは、ある産業情報誌に寄稿し、1960年代シリコンが主原料のIC(集積回路)半導体を扱うマイクロエレクトロニクス関連企業が一挙に進出してきたサンノゼ周辺を紹介するのに、シリコンバレーの名称を用いたのがはじまりといわれている。 またシリコンバレー一帯では山から流れるきれいな雪解け水と、300日晴れると言われるほどの良好な環境に恵まれ、精密な機械の部品である、シリコンを作るのに適している。


シリコンバレーの歴史

 1777年、スペイン人がカリフォルニアで最初に入植したのが今のサンノゼ。温暖な気候と豊富な水に恵まれた肥沃な土地は、スペイン軍駐屯地への農畜産物の主要供給地となり、1850年にサンノゼがカリフォルニア州最初の州都(現在はサクラメント)になってからも、合衆国の典型的な農業都市として発展を続けていく。   この地域に大きな変化が訪れたのは、第二次世界大戦が始まった頃。多くの軍事、技術、科学者が移り住む中、かつての農業地帯はテクノロジーの中心地として変貌をとげ、今や世界中の注目を集めるハイテク産業地域シリコンバレーへと大きく変貌したのである。  都市の広がりは、まずスタンフォード大学の南地区にあるスタンフォード工業団地を起点として、パロアルト、サニーベール、クパティーノ、サンノゼへと南下、そして、そこから2方向に分かれる。ひとつは、ミルピタスを経てフリーモント、もうひとつは、サンノゼから、キャンベル市、サラトガ市、ロスガトス市、モーガンヒル市、ギルロイ市というさらに南下する方向である。また、サンタクルーズ市付近であるスコットバレー市の企業も活性化している。

<参考文献>

「ビジュアルシリーズ 世界発見 北アメリカ」

「地球の歩き方 オンラインガイド」http://www.arukikata.co.jp/netmagazine/silicon-valley/


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