シーア派
出典: Jinkawiki
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シーア派
スンニ(スンナ)派に次ぐイスラム教の宗派。ムスリム全体に占める割合は約15%に過ぎないが国民の9割以上がシーア派であるイランのようにシーア派が多数を占める国もある。シーア派とスンニ派の対立は預言者ムハンマドの後継者問題に始まる。シーア派はスンニ派が認めたアブ・バクラら第1~3代の指導者を正当な後継者(カリフ)とは考えず、第4代のアリーだけをムハンマドの宗教的権威を継ぐ最高指導者(イマーム)とあがめ、その子孫も聖人化する。アリーはムハンマドの婿養子で従弟であり、シーア派はその血統を重視したわけである。このことから「アリーの党派(シーアット・アリー)」と呼ばれ、その後シーアと略称されるようになった。ただしイマームは聖典コーラン(クルアーン)の無謬の解釈者ではあるが、ムハンマドのような預言者ではない。ムハンマドだけがアッラーの啓示を伝える預言者であり、またメッカ、メディナ、エルサレムを三大拠点とする点でも、スンニ派と変わりはない。
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シーア派閥の権力
誰をイマームと認めるかによって5つの派閥に分かれる。 ザイド派(5イマール派)、イスマーイマール派(7イマール派)、12イマール派に分かれる。現在の最大宗派は12イマール教でイランの国教にもなっている。
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スンニ派
イスラム教の最大宗派でムスリムの約85%を占める。スンニ(スンナ)とは「慣行・規範・先例」という意味。スンニ派は正式には「スンナと共同体の民」と呼ばれ、西アジアだけだはなく、北アフリカ、中央アジア、東南アジアのイスラム国のほとんどで多数を占め、事実上イスラム教の正統派になっている。
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ムハンマド
イスラム教を説いた預言者。日本ではマホメットと呼ばれる場合が多い。
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<参考>
・コトバンク
ユーザー名:mr.rrr