ジュネーブ協定2
出典: Jinkawiki
1954年に結ばれた第一次インドシナ戦争の休戦協定。インドシナ休戦協定とも言われている。 同年4月~7月にかけスイスのジュネーブで開かれた和平会議(英・米・仏・ソ連・中国・南北ベトナム・ラオス・カンボジアの9カ国が参加)の結果、合意された。 合意内容は、 (1)インドシナ諸国(ベトナム・カンボジア・ラオス)の独立 (2)停戦と停戦監視団体の派遣、 (3)ベトナムは南北に分離し、2年後に自由選挙を行う (4)ヴェトミン軍の南ベトナムからの撤退とフランス軍の北ベトナム・カンボジア・ラオスからの撤退
北緯17度線を暫定的な軍事境界線とし、約22年間に亘ってベトナムを南北に分断し続けた。この境界線は朝鮮半島の「38度線」に対して「17度線」と呼ばれることがある。
また、ベトナム統一のため2年後の1956年7月に統一選挙をすることを約束。しかし、会議参加国の9カ国のうちアメリカと南ベトナム(ベトナム共和国)の2カ国が同意を取り消した。また南ベトナムのゴ=ディン=ディエム政府はアメリカの支援を受け、南北統一選挙を拒否し北に対抗したため南北統一選挙は実現しなかった