スウェーデンの保育の現実

出典: Jinkawiki

3、保育時間と一日の流れ

 スウェーデンでは、基本的に残業がない職場が多く、労働時間の短縮やフレックスタイム勤務ができる労働環境が整っている。それ故、1日の保育時間は8時間~10時間の範囲でおり、そのうち1.2歳児は4.5歳児に比べ、より短くなっている。


(例)フェーボーデン学校の1日の流れ

 7:00 早番の保育者が出勤し、少しずつ子供たちが登園(キッチンの担当者は朝食準備のために、朝6:30に出勤)

 7:30 2か所の食堂で朝食が始まる。(メニュー:パンとチーズ、野菜か果物、飲み物など)小さい子どもは、親が食べさせてから出勤する。朝食代は保育料に含まれており、食べるか食べないかは選択できる。その後、子供たちは自由に遊びを楽しむ。

 9:00 各クラスで集いの時間(サムリング)が始まる。輪になり、出席確認・お話・歌・手遊びなどをする。特に、4,5歳の子供たちはプロジェクトについて話し合う場合が多い。

 9:30 屋内・屋外(園庭)で小さなグループに分かれ、自由遊びやテーマ活動が行われる。保育者は役割分担してそれぞれのグループの活動に参加する。

 11:00 ランチタイム。2つの食堂に分かれて食事をする。

 12:00 午睡。1~3歳児は午睡の時間を確保するが,4,5歳児は午睡しない子供もいるため、強制せず、室内で静かに過ごす。午睡時間には、保育者が交代で休憩をとり、担当者がドキュメンテーションの作成を行う。

 14:00 午睡から目覚め、クラスごとにおやつを食べる。

 15:00~17:00 順次帰宅する。


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