スポーツ栄養マネジメント
出典: Jinkawiki
スポーツ栄養マネジメントとは、運動やスポーツによって身体活動量が多い人に対し、
スポーツ栄養学を活用し、栄養補給や食生活など職にかかわるすべてについてマネジメントすることをいう。
対象者は競技選手だけでなく、体育の授業が必須である小中高校生、健康づくりや生活習慣病予防のために
運動を行っている一般の人など、子どもから高齢者まで、運動やスポーツによって身体活動量が増加したすべての人である。
目次 |
スポーツ栄養の歴史
海外において1948年に「アスリートの栄養」という論文が発表された記録がある。
その後1950年代もアスリートと栄養というテーマで論文が発表され、
1960~1970年代にはスポーツと栄養について研究がすすめられた。
「スポーツ栄養」というタイトルで最初に発表された論文は1969年。
1980年代に入ると、スポーツ栄養をタイトルにした論文や本が増え始める。
日本において「スポーツ栄養」という言葉が使われ始めたのは1990年から。
歴史としてはまだ30年足らずの新しい用語、ということになる。
スポーツ栄養の普及
スポーツ栄養という言葉の普及は、スポーツ選手をターゲットにした食品やサプリメント市場から広まった。
しかし、食事から得られる栄養素量を把握しないまま、身体活動に必要な栄養素をやみくもに摂取することに対して
疑問が生じ、現在では食事の重要性について述べられることになった。
また、アスリートだけでなく一般の人々の間でもスポーツ栄養という用語が普及した。
しかし、スポーツ栄養を活用する対象者はスポーツ選手だけだと思われていたり、
サプリメントの活用やたんぱく質をいかに摂取するかがスポーツ栄養であると思いこまれがちである。
まずは、専門家がスポーツ栄養の正確な認識を持つことが求められている。
スポーツ栄養マネジメントの流れ
スポーツ栄養マネジメントの流れは、栄養ケア・マネジメントの流れを応用したものである。
栄養ケアマネジメントとは、「ヘルスケア・サービスの一環として、個々人に最適な栄養ケアを行い、
その業務遂行上の機能や手法、手順を効率的に行うためのシステム化である」と定義されている。
スポーツ栄養マネジメントの目的
①身体活動の量・強度・頻度を高めることによって健康増進を図る
②競技力向上のためにnより高い強度・頻度・両のトレーニングメニューを実施する
③競技力向上のための減量、骨格、筋量の増加など
参考文献:
健康づくりと競技力向上のためのスポーツ栄養マネジメント(著/鈴木 志保子) [1]
ハンドル名:AsK