ソロモン諸島

出典: Jinkawiki

目次

基本情報

ソロモン諸島とは、南太平洋のメラネシアにある島嶼群であり、またその島々を国土とする国家である。オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置する。北にはナウル、東にはツバル、南東にはフィジー、南にはバヌアツがある。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国。面積は2万8,900平方キロメートル。人口は54万人(2011年)。首都はホニアラ、民族はメラネシア系(約94%)、その他ポリネシア系、ミクロネシア系、ヨーロッパ系、中国系。言語 は英語(公用語)の他、ビジン英語(共通語)を使用。宗教はキリスト教(95%以上)


歴史

1568年  スペイン人メンダナ、サンタ・イザベル島に来航

1893年  英国、南ソロモン諸島領有を宣言

1900年  英国、独より北ソロモン諸島を取得

1942年  日本軍、ソロモン諸島を一時占有

1943年  激戦の末(戦死者約2万人)米軍に奪取され、日本軍撤退(1950年まで米軍が駐留)

1976年  「ソロモン諸島」として自治政府樹立

1978年  英国から独立

2013年  サンタクルーズ諸島付近でマグニチュード8.0の地震が発生(ソロモン諸島沖地震)


政治

ソロモン諸島国は、先述のとおり、1978年7月7日コモンウエルス(英連邦)に属する立憲君主国として独立。議会は一院制で議席数50、議員の任期は4年、英女王により承認された総督の下、首相は議会内選挙によって選ばれる。現首相 ゴードン・ダルシー・リロ(2011年11月就任)、外務大臣 クレイ・フォラウ・ソアラオイ(2012年3月就任)。ソロモン政府の最大の課題は、経済開発、経済改革の推進、部族間問題の処理。外交的には英国、オーストラリアとの関係が緊密で、南太平洋諸国との連帯を重視。非常に親日的であり、日本への期待は大きい。軍隊は持たず南太平洋非核条約に加盟している。その他国連を始めとして、多くの国際機関のメンバーである。

経済

ソロモンは水産業、林業、農業の一次産品(木材、魚介類、パーム油、コプラ)で、これらが輸出総額の約8割を占める。近年はこれらに加えて、肉牛やココア、スパイスなどにも力を入れている。また、ボーキサイト、金、鋼、マンガン、ニッケルなどの鉱物資源が確認されているが、開発は遅れている。ただ、国民の75%は農業と漁業に従事する典型的な自給経済であり、15~54歳の人口のうち、フルタイムで就業している人口は20%にも満たない。いずれにしても、一次産品の国際価格下落の影響をうけて国際収支の赤字が続き、2000年の部族対立の影響により赤字財政が続いたが2002年以後治安の回復と共に徐々にではあるが経済回復の動きがでてきており、2004年には経済収支上黒字をうみだした。


参考

引用 外務省HP http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/solomon/data.html#01

日本・ソロモン友好協会http://www.we-love-solomon.com/summary.htm


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