チャータースクール4

出典: Jinkawiki

チャータースクールとは

親や教員、地域団体などが州や学区の認可を受けて設ける初等中等学校で、公費によって運営されるものである。州や学区の法令・規則の適用が免除されるため、独自の理念・方針に基づく教育を提供している。ただし、教育的成果をチャーター交付者により定期的に評価され、一定の成果を挙げなければチャーターを取り消される。  なお、アメリカ合衆国では教育に関する権限は州にあり、州によって制度が異なる。このため、以下の特徴が見受けられる。 1、チャータースクール設置者は教員、親、地域団体であるなど、多様である。 2、公費による運営をしているため、授業料の徴収がなく、無償である。 3、州学区と設置者の間で児童生徒の学力等の改善に関する契約がされていて、成果が挙がっていないと判断されればチャーター取り消される。 4、多くの法令・規則の適用が免除されるため、独自の理念・方針に基づく教育が可能である。 5、通学区域を超えて児童生徒を集めることが可能である。 6、一般の公立学校と同様原則としてすべての希望者を受け入れる。 なお、これはアメリカの最も活性化している改革であるといえる。

チャータースクールの歴史

 1991年、ミネソタ州で設置を認める法律が成立した。92年には同州で全米最初のチャーター・スクールが設置された。これに続き、同年カリフォルニア州で、93年にはコロラド州やジョージア州など6州で同様の法律が制定され、設置を認める州が増えるにともない学校数も増大した。97年の一般教書演説でクリントン大統領は、西暦2000年までにチャーター・スクールを全米で3000校にまで増やすことを提言した。

チャータースクールの定義

定義としては、「選択制の独立した公立学校で、結果に責任を持つ以外は諸規則から自由となれる」学校として成り立っている。


〈参考文献〉 チェスター・E・フィン・Jr他 著  『チャータースクールの胎動』 2001年 青木書店 http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/2bunkakai/dai5/2-5siryou5-2.html


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