デイケアセンター
出典: Jinkawiki
[編集]
デイケアセンター
デイケアセンター (Daycare center) とは、在宅の高齢者や療養者が、昼間の通所として治療、リハビリテーションを受けることのできるところである。病院内に設置されている場合は、昼間外来治療という扱いになることもある。病院は退院できたものの、通常の生活や日常作業に完全に復帰するにはまだ早いといった人たちが、理学療法士、作業療法士などの手を借りて、簡単な作業やグループ作業などさまざまなプログラムを行いながら、社会復帰のための訓練を受けたり、病状の安定や社会技能の向上を目指す。簡単な作業としては、折り紙などの紙細工や陶芸、手工芸、調理、軽い運動などが行われる。
主な対象者としては、次のような人があげられる。 ・退院したけれども何もすることがない人 ・主治医が治療上、デイケアセンター利用が有効と診断された方 ・家にいると生活のリズムが乱れる人 ・家族との折り合いがうまくいかない人 ・友達や仲間がほしい人 ・人付き合いがうまくいかず悩んでいる人 ・働こうと思ったり,学校へ行きたいと思っているが,自信がもてない人
また、在宅高齢者を対象として、託老所というかたちで、デイケアが行われることもある。 デイケアの目的は、次の三点にある。 •決まったリズムのある生活を営むことで、生活時間の管理能力を持たせること。 •仲間と一緒に何かをすることで、自主性と協調性を培うこと。 •ゲームや簡単な手作業を通して、社会復帰の体力と作業能力を維持、向上させること。 デイケアは、日本では一般に在宅高齢者、もしくは療養者のケアに使われることが多いが、英語表現では、幼児の保育もデイケアという呼称が用いられる。