デンマークの教育の特徴
出典: Jinkawiki
デンマークの義務教育は9年間であった。 その間デンマークの国民学校では試験を禁じられていた。理由としては競争的な学力形成は義務教育では排除しているからであった。 したがって、国際学力テストでもデンマークは低い点数であった。しかしながら、国際学力テストの結果を受け、デンマークでも2003年から大きな教育改革が始まった。 まずは、授業が大幅に増加され、2009年8月から就学前教育が1年間義務付けられ、義務教育は9年から10年に延長さらたのである。大きな特徴としては、就学義務だけでなく、家庭での教育も認めている点である。
デンマークはオランダのような学校選択制をとっていない。基本的に住宅地域に基づく通学区が存在する。居住地の学校でよければそのまま進学するが、他の学校に入りたければ少なくとも余裕があれば認められる。
一つの自治体内での小学校は4つくらいあるのでその中から選択することは可能である。デンマークでは小学校に対する信頼性は大きい。
公立小学校に不満な親は私立学校を設立することも可能である。生徒の人数によって補助金の金額が決まるタクシーメーターシステムがとられている。
中等学校は3年制のギムナジウムと技術学校に分かれているが、成績によって分かれるようになっている。多くの生徒はギムナジウムに進学する。
大学は非常にユニークな入学システムになっている。 ポイント制になっており、いろいろなやり方でポイントを獲得する。高等学校の成績が良ければ、その成績でポイントを満たすことができ、大学に入学することができる。ポイントが足りない生徒はポイントを獲得できるさまざまな道に進む。高等学校とは異なる学校に進学したり、労働を経験したり、ボランティアをすることによってポイントを得ることもできる。
デンマークの教育はとても自由であり、ゆとりのあるものと考えられるが、そうした動向も近年修正されつつある。その基本動向が学習量の増大である。現在の授業時数は187であるが、新提案授業時数は218である。
参考資料 http://www.yuki-enishi.com/children/children-03.html
ハンドル名:パン