デ・ラ・レイ学校

出典: Jinkawiki

 デ・ラ・レイ学校は,オランダのハーグ市にある公立の基礎学校である。グループ1(4・5歳)からグループ8(12歳)まで250人の児童が通っていて,9つのクラスに分かれている。デ・ラ・レイ学校では,グループ1と2が「はち」,グループ3が「かえる」,グループ4が「うさぎ」,グループ5と6が「さる」,グループ8が「ぞう」と名前がつけられ,そのグループの名前でお互いを呼びあっている。また,各グループの教室は,それぞれの動物のぬいぐるみや置物で飾られている。デ・ラ・レイ学校の校舎の中は,子どもたちの描いた絵や作品でいっぱいに飾られていて,明るい色であふれている。授業は,月曜日から金曜まで,8:30分に始まり,14:45分に終わる。ただ,水曜日の午後はお休みである。年間で一番長いお休みは,7月の終わりから8月いっぱいまでの夏休みだが,その他にも,クリスマス休暇,一週間弱の秋休み,春休み,5月休み,復活祭等のお休みがあり、日本と類似している。デ・ラ・レイ学校の特徴は,子どもの創造性を育てるため「遊び」が大事な授業の一環として取り込まれていること,午前中の最初の2時間の授業は,自分で「遊び」と「勉強」のどちらを先にするか,そして遊びで何を選ぶかを決めることができる選択の時間とされていることだ。児童たちは,まず,8時15分までにそれぞれのグループの教室に行って,先に勉強するか遊ぶかを決める。最初に遊んだら,次の時間は勉強。勉強は,それぞれのグループ毎の教室で行うが,遊びの時間は,いろいろなグループ(学年)の子供達が一緒になって遊ぶ。「遊び」としては,ダンス,楽器の演奏,絵を描くこと,読書,体育室での遊技,ドッジボール等のスポーツの他に,料理をしたり,砂場で遊んだり,校内の施設の1つである「劇場」にあるWiiを使ってみんなで踊ったりすることもできる。勉強の時間には,それぞれのグループの教室で自習をする。分からないことがあれば,いつでも先生に聞くことができる。お昼ご飯は,家に帰って食べることもできるが,大半の児童は学校に残る。午後は,教室で先生と一緒の授業を受ける。グループ7と8で勉強するのは,国語,算数(計算),社会科,英語の授業である。放課後には,グループ3以上は,希望すれば,学校が提供するスポーツの授業等を受けることもできる。その年毎によっ異なるが,サッカー,体操,ボクシング,去年は柔道もある。


参考文献 http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/kuni/index.html#hokubei


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