ドイツと難民
出典: Jinkawiki
・ドイツの難民
2015年から2016年にかけて中東での紛争の影響により、多くが難民となってヨーロッパに渡ったことはすでに述べてきたが、2015年にドイツに到着した難民の数は約89万人。そのうち庇護申請者数は約47万7千人だった。最も多いのはシリアからの難民で、その他アフガニスタン、イラク、パキスタンからの難民も多かった。
2016年の庇護申請者数は約74万5千人、難民認定者数は、約25万6千人となっている。その他にも約15万4千人が補充的保護を受けており、また約2万4千人が国外退去猶予を受けている。
2017年は庇護申請者数は約22万3千人、難民認定者数は約12万4千人。そのほか補充的保護を受けているのが約9万8千人、国外退去猶予を受けているのは約4万人となっており、2017年12月31日の時点で、約90万人の難民がドイツに滞在しているといわれている。
・難民の犯罪と法治主義
2016年の12月19日にアニス・アムリ(チュニジア出身)がトラックを運転して、ベルリンのクリスマス・マーケットに突っ込み、12名の市民を殺害した。彼は15年の7月にドイツに入り、いろいろな難民受付センターで14もの偽名を使って難民として登録していた。指紋がデジタル化されていなかったので、可能だった。イスラム原理主義者、つまり危険人物として州警察には知られていたが、どこの警察も逮捕し、国外退去にしなかった。彼のように危険人物と分類されていても、国外退去させるのは簡単でない。裁判でそのような判決が出ても、出身国のパスポートを持っていない場合はできない。また、そのような2国間協定が結ばれていなければならない上に、出身国の同意が必要だ。難民大量受け入れの際は人道的な見地から法治主義の規制を外したが、入国以降は法治主義が貫徹される。連邦内務省の発表によると、裁判も終了し、帰還(国外退去)の実施を待っている難民の数は現在24万人にも上る。
日本の静岡県浜松市も難民を受け入れているが、麻薬などが流行ってきているらしい。
引用元 https://yuruneto.com/germany-tero/ https://drive.media/posts/20713 http://gendainoriron.jp/vol.19/feature/f09.php
ハンドルネーム Yayu