ドイツの教育制度
出典: Jinkawiki
ドイツの有名な教育にシュナイター教育というものがある。シュナイター教育とは、1919年にドイツ西南部にある町シュトゥットガルトに、ルドルフ:シュタイナーという人物が作った学校が由来となっている。
シュナイター教育の特徴は、一つ目は、シュタイナー教育は12年制の一貫教育であるということ。日本にある大学(高校)の付属学校のような、小、中、高校と同じ学校名の学校へ入学試験なしで上がって行くのとは違い、同じ敷地で、同じ校舎で、12年間学ぶのである。 二つ目は、エポックノートと呼ばれるノートである。このノートには何も書かれておらず、生徒・児童がそれぞれ学んだことを書き加えていくというノートである。最終的には、そのエポックノートが自分の教科書となるのである。 三つ目は、日本の学校教育には無い、4つの構成体があるという前提で授業を行っているのである。 「物質体」 ・・・ 私たちにある「体」そのもの。 「生命体」 ・・・ 引力に逆らう力(飛んだり、手を上に上げたり、体を動かす力)。 「感情体」 ・・・ 「喜怒哀楽」「快・不快」など言葉通り「感情」。。 「自我」 ・・・ 考えること、動きたいなど、「私」という意識。
これらのことを踏まえ、「子供が、自分で自分をしっかりとらえ、一番深い内部の欲求から、自覚的に行動すること」、これを「自由」と捉えて、その「自由への教育」をおこなうのがシュタイナー教育なのである。
参考資料:http://steiner.blume4.net/ :シュタイナー教育の基本要素 西川隆範:著