ナウマン象
出典: Jinkawiki
更新世後期に、朝鮮半島経由で日本に移り住んだ冷温帯動物群の象。 およそ40万年前から生息していて、 およそ2万年前に衰滅した。
パレオロクソドン象の日本的亜種。明治初期に、この化石を調査したドイツ人「ナウマン」の名をとって命名された。 ほぼ同時期に、トナカイに似た大角鹿も渡来した。 化石が発見されている場所は、日本と中国の一部に約180箇所以上あるが、そのなかで最も多くの化石が発見されているのが長野県野尻湖(黒姫山の麓にあり、斑尾山の火山活動で堰き止められて出現した湖である。湖水面の海抜は654m、面積3.7k平方m、最大深度38.5mを測る。)である。 日本で見つかっているナウマンゾウの背までの高さは1.9m~2.7mだが、野尻湖のものは2.3m~2.8mと大きい。
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身体的特徴
頭にベレー帽をかぶったようなでっぱりがある。 オスの牙は長くて太く、大きく曲がっている。 牙は上顎第2切歯で、一生伸びつづけ、1m前後と大きい。
参考HP…[野尻湖ナウマン象博物館]
http://inoues.net/museum/nojiriko_museum.html
野尻湖ナウマンゾウ博物館
http://www.avis.ne.jp/~nojiriko/nakama.html
参考文献…日本史用語集 山川出版