ノート:と
出典: Jinkawiki
1999年、東芝のビデオデッキを購入したユーザーA氏が製品の修理依頼をしたところ、東芝側の対応が暴言を吐くなど暴力団まがいの応対であったとして、経緯や電話応答の録音音声を「東芝のアフターサービスについて」と題する自身のウェブページでリアルオーディオ形式で公開した。これがインターネット内外で大きな話題となり(問題のウェブサイトは瞬く間にアクセス数1000万件を突破した)、東芝不買運動へと発展した。特に東芝側担当者の
「お宅さんみたいのはね、お客さんじゃないんですよ、もう。クレーマーっちゅうのお宅さんはね。クレーマーっちゅうの」 という発言は頻繁に取り上げられ、「クレーマー」という言葉を広めるきっかけにもなった。 また東芝はユーザーが対話に応じないために司法判断に委ねるとして、ウェブページの一部差止めを求める仮処分を申請したが、司法的手段を敬遠する日本的風潮と相まって更に批判が強まり、不買運動を加速させた。一方、解決の見えない要求を続ける同ユーザーに対する非難も多く寄せられたが、最初はユーザーに好意的な報道を行ったマスメディアがほとんどで、ユーザーに批判的な報道を行ったのは週刊文春のみであった。「ホームページ事件真相スクープ―東芝に謝罪させた男は名うての「苦情屋」(クレーマー)だった!」と題する記事を掲載した週刊文春に対しては、ユーザーが名誉毀損で刑事告訴している。