ハイドロフルオロカーボン
出典: Jinkawiki
通称エッチ‐エフ‐シー(HFC)。フルオロカーボン(フロン)の一種。塩素を含まずオゾン層を破壊しないため、代替フロンの一つとして使用されるが、強い温室効果をもたらす。 モントリオール議定書により、先進国ではCFCが1995年末全廃、さらにオゾン層への影響を低減するためにHCFCもまた1996年から総量規制が始まり、早期全廃に向けた代替技術開発が世界的に活発に行われてきた。 世界で唯一のフルオロカーボンと空調機器の一貫生産メーカーであるダイキン工業は、特にルームエアコンや冷凍ショーケース等の冷凍空調分野で幅広く使用されてきたHCFC-22やR-502に代わる化合物の開発を行ってきた。そして、オゾン層を破壊せず、エネルギー効率も優れたHFC系混合冷媒の開発を重点的に行い、HFC-32、HFC-125の商業プラントでの生産体制をいち早く整え、積極的にHFC系混合冷媒を生産・供給している。