ハワイ諸島
出典: Jinkawiki
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ハワイ諸島
ハワイ諸島は広大な太平洋の中央付近に位置し、ハワイ島などの主要5島と北西部にのびる大小130あまりの島々からなる。ハワイ諸島は火山の噴火によって作られた火山島であり、それぞれの島は頂上部分が海上に姿をあらわしているにすぎない。大陸と陸続きになったことがなく世界で最も孤立した群島だといえる。そのため、独自の進化をとげた生態系が作られている。さらにハワイ諸島の島々はさまざまな神秘的な特徴を持っている島が多い。
キラウエア山
ハワイ島の主要5島のひとつである「キラウエア火山」は1983年の大噴火などの例を除き、大抵は爆発的な噴火ではなく、溶岩を流出するタイプの噴火を行う。標高は1247メートルで同じハワイ島の「マウナ・ロア」とならんで地球最大規模の活火山に数えられる。また「キラウエア山」や「マウナ・ロア」がある場所は「ハワイ火山国立公園」となっていて観光スポットの一つともなっている。「キラウエア」という名前の由来はハワイ語で「噴き出す」という意味からきており火の女神ペレが住んでいる神聖な場所とされている。
マウナ・ケア
「ラウエア山」や「マウナ・ロア」と同様に主要5島に数えられる「マウナ・ケア」はハワイの暖かな気候にもかかわらず、冬になると山頂が雪で覆われる。「マウナ・ケア」とはハワイ語で「白い山」を意味する。「マウナ・ケア」はハワイ諸島の最高峰であり、その標高4205メートルもある。ハワイ諸島自体が水深5500メートルの海底からそびえたっているため、太平洋の海底からはかると「マウナ・ケア」高さ1万メートルにせまり、エベレストをしのぐ世界一高い山といえる。「マウナ・ケア」には世界11カ国、合計13基の展望台が設置されている。
ハワイの生息動物-ハワイモンクアザラシ
人間が定住する前から、ハワイに生息していた哺乳類はハワイモンクアザラシとハワイオオコウモリのたった二種類だけである。ハワイモンクアザラシは群れを形成せず、単独での行動をこのむ。アザラシの毛皮を目的のとした狩りや、えさとなる魚やエビの乱獲によって、過去50年でその数は元の40パーセント近くにまで減少してしまった。絶滅危惧種に指定されており、現在その数は約1000頭ほどである。その多くはハワイ諸島北西部に生息している。
ハワイの生息動物-アオウミガメ
アオウミガメはハワイでよく見かけられるウミガメである。ハワイに元から生息している数少ない爬虫類である。現地では「ホヌ」の名で親しまれている。伝統的に行われいた狩猟や卵の乱獲によって数が減り、狩猟を禁止するなどの保護活動が行われてきた。ハワイに住むアオウミガメの90パーセント近くが北西ハワイ諸島で産卵する。2002年以降、400~500頭のメスの産卵が確認されており、2011年にその数は800頭以上になったという。順調に数を増やしているが、政府が目的とする5000頭にはまだ届いていない。
参考文献
「地球科学キラウェア火山トップページ 地球おどろき大自然」(www.earthscience.jp/kilaueatop.htm) 「マウナ・ケア[1-1]」基本情報ハワイ島」(http://www.alohakumax.com/) 「Newton スマホ大解剖!」(編集人 水谷 仁)
ハンドルネーム マル