バイリンガル教育4

出典: Jinkawiki

バイリンガル教育

 バイリンガル教育とは、2言語で行う教育のことであるが、複数言語が日常的に話されている社会においては、これは自然な教育形態であり世界の多くの地域で行われている教育的営みである。主要言語を習得した子供達が母語を忘れないための維持・継承を目的としており再獲得と呼ばれる。2言語を使うことにより言語マイノリティだけでなく、多数派の子供達にとっても教育内容を豊かにする役割を果たす形態で有る。


日本におけるバイリンガル教育


 日本においては、日本語という主要言語が他を圧倒しており、在日コリアンによって行われている日本語と韓国・朝鮮語を使った教育は「民族教育」と位置づけられ、普通バイリンガル教育とは呼ばれない。


 母国語を以外を学習していることに対して、自分の出身地の「方言」がわからない、喋ることができない若者が増えているのではないか。実際に私の出身地で有る沖縄の方言は、若い人で完璧に理解している人は少ない。第二言語として英語を学校で学び、簡単に理解しているのに出身地の言葉はわからない。県が主体となり、「ウチナーグチ」を使おうという運動もある。グローバル化している社会においては母国語以外も重要になっているが、一方で方言は失われつつ有るのではないか。


参考・引用文献


多文化共生キーワード事典(2004) 石井昭雄 明石書店

投稿者H


  人間科学大事典

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