バベルの塔3
出典: Jinkawiki
バベルの塔
旧約聖書の創世記第11章に登場するエピソード。絵画やゲームなどにも 用いられ、広く知られている。 バベルの塔とは実際に、ジックラートという名で、チグリス・ユーフラテス川 付近で高さ90mのジックラート遺構が発見されている。
概略は以下の通り。
ノアの大洪水後の世界。ノアの子らは諸民族の祖となり、増えていった。といってもこの時点ではみんな同じ言葉を話していた。
東の方シナルShinarの地に住んだ人々は石造の代わりに煉瓦を焼いて建築物を作るようになった。漆喰の代わりにはアスファルトを得た。それだけなら問題なかったが、さらに、
「頂が天空にも達するような塔と都市を建設しよう。そして名をなし、各地に散らばらされるのを防ごう」
とか言い出した。天に届くというのは割と不遜な表現だし、散らばらないというのは神の最初のオーダーである「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ」に割と反する。
神はこれを見て「やっぱ言語が統一されてるからこういう作業を始めるんだよな」と思ったので、みんなの言葉をばらばらにして互いに通じないようにした。必然的に共同作業は不可能となり、(言語を同じくするグループ毎に)各地に散っていった。
尚、バベルとは、バビロンのことである。
バベルの塔により、各地に散らされた部族の中で
イスラエル民族が選ばれ、バビロンからカナンを目指すことを
テーマとし、12章へとつなげられている。
これにより、彼らの選民意識も窺うことができる。
参照URL
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江礼宮夫の聖書の呼ぶ声 http://www.asahi-net.or.jp/~ZM4M-OOTK/