パレスチナ問題5
出典: Jinkawiki
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パレスチナ問題とは
地中海東岸の一地域のパレスチナで、ユダヤ人とアラブ人とのあいだで起こっている対立である。 この地は、1世紀にユダヤ人がローマ帝国によって退去させられたのち、おおむねアラブ人(7世紀からイスラーム教徒となる)が居住していた。しかし、迫害を受け続けたユダヤ人の中から建国運動(ジオニズム運動)が、起こり、第一次世界大戦中、イギリスから支援の約束を得て、この地への帰還が加速された。その結果、アラブ人が圧迫を受けて、反発し、両民族(宗教的にはユダヤ教とイスラーム教)の対立が深まっていきました。
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ジオニズム
19世紀末から始められた、ユダヤ人の国家建設を推進しようとする考え方。 シオンとはイエルサレム近くのユダヤ人の聖なる丘で、ユダヤ人はこれをシンボルとして、パレスチナに建国しようとした。
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第1~4次中東戦争
1947年~1973年に四度の中東戦争が発生した。 第四次中東戦争では、第三次中東戦争での失地回復を目指すアラブ側の攻撃により戦争が始まった。この戦争ではアラブ産油国の石油戦略によって西側諸国の石油事情を悪化させ、第一次石油危機を招くことになった。 四度の中東戦争のあとにも、1991年には湾岸戦争が発生し、現在でも、自爆テロや爆弾テロが相次ぎ、対立は激化したまま沈静化を見せる動きはなく、今後も世界各国が注意の目を向ける必要があると思われる。
参考文献:浜島書店「世界史詳説」
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