ビスマルク3
出典: Jinkawiki
プロイセン(ドイツ)の政治家[プロイセン王国首相(1862年-1890年)・北ドイツ連邦首相(1867年-1871年)・ドイツ帝国首相(1871年-1890年)]。 「鉄血宰相」という異名を取り、ドイツの統一に力を注いだ。 ユンカー出身の地主貴族。1862年に国王ヴィルヘルム1世からプロイセン首相に任命される。軍制改革をおこない、統一戦争へ発展した。普墺戦争に勝利して北ドイツ連邦が成立、次に普仏戦争に勝利してドイツ帝国が成立した。プロイセン首相とドイツ帝国首相を兼任し、失脚するまでドイツを牽引した。反政府軍を厳しく取り締まった(社会主義者鎮圧法)その一方で近代化改革の一環として、国民が強制加入を強いられる社会保険制度をいち早く創設した。国際政治においても主導的人物となり、フランスを孤立させる「ビスマルク体制」という国際関係を創り上げたが、後続のヴィルヘルム2世に更迭されて辞任、体制も崩れ、プロイセンはロシアやイギリスなど各列強との関係が次第に悪化していった。
参考文献:詳説世界史B改訂版(著・佐藤次高、木村靖二、岸本美緒)山川出版社
もう一度読む山川世界史(編・「世界の歴史」編集委員会)山川出版社
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