フィンランドの英語教育

出典: Jinkawiki

フィンランドは非常に高い英語力を持った国である。フィンランドの小学校では、語彙・文法を重視したどちらといえば伝統的な方法で英語が教えられている。日本の中学校での指導がそのまま小学校で実施されているようなイメージである。フィンランドにおいて英語教育が盛んな理由をいくつか以下に挙げる。


①国際企業の躍進に象徴されるグローバル化の進行という社会的要因


②フィンランドにおける教育の位置づけ

英語教育に限らず、フィンランドでは、学校教育全体に対する国民一人一人の姿勢が真摯である。教員に対する信頼感も厚く、教職に対するあこがれが大きい。


③マスメディアにおける英語の取扱い

アメリカ映画などテレビの英語番組は、音声はそのままでフィンランド語の字幕が画面に示される。まだフィンランド語が読めない幼児向け番組は別として、日本のテレビ番組のような吹き替えは行われていない。フィンランドの子ども達はごく自然な形で大量の生きた英語に触れている。


④大学入学資格試験

英語は準必修で、Listening Comprehension Test (45分)とWrittenPart (6 時間)に分かれて、年に2回実施される。内容レベルは高く、試験結果は点数化され、大学入試の書類審査に利用される。


⑤フィンランド語が英語と書記体系をほぼ共有している

読むことや書くことの学習にはその点が大きなメリットとなっている。日本語と同様、語族的には英語とは全く異なっている。




参考文献 http://www.naruto-u.ac.jp/~itohh/Link/ELT%20in%20Finland/ELT%20at%20primary%20school%20in%20Finland.pdf


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