フォルタイン党

出典: Jinkawiki

ピム・フォルタイン氏により発足されたオランダの政党。 自らゲイを公言する党首のもと、特にイスラム教徒の移民問題に関して移民を規制をする政策を打ち出して、2002年総選挙の迫るオランダで一躍有力政党となる。


2002年

・5月6日 ピム・フォルタイン氏暗殺される

・5月15日 下院総選挙…26議席獲得(2位/与党となる)

・10月16日 連立内閣総辞職(フォルタイン党の内紛が引き金)


2003年 

・1月22日 下院総選挙…8議席獲得(与党からはずれる)


2006年 

・6月30日 内閣総辞職 ・11月22日 下院総選挙…議席なし


フォルタイン党躍進の背景

・移民排斥の動き  もともと寛容な国民性のあるオランダはその小さい国土に多くの移民を受け入れていた。しかし移民の教育にかかるお金の負担増加、言葉の壁とそれによる未就労者増加、犯罪率の増加などオランダの政治や治安をだんだんとおびやかすようになる。また早くから一部麻薬・売春の合法化や同性愛者の結婚を認めるなど多様性を考慮した合理的判断が行われるオランダで、寛容の国民性のために流入してきたイスラム教徒の同性愛者・女性の抑圧の思想が逆に寛容性をなくすことにもなっていた。  そこでフォルタイン氏は移民の一時規制と教育を訴え、国民の共感を得ることになる。


フォルタイン氏暗殺後

 同情票もあるだろうが、結果は26議席獲得、与党となった2002年総選挙。しかしフォルタイン氏のカリスマ性と主張と手腕で躍進してきたフォルタイン党は主柱をなくし混乱に陥る。2002年総選挙で組閣された内閣はフォルタイン党の内紛を引き金に100日にも満たず総辞職に追い込まれた。

参考URL

JETRO内オランダページ

『TODAY』オランダよ何処へ


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