フロン
出典: Jinkawiki
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フロンの見える化とは
「フロンの見える化」は、冷凍冷蔵機器・空調機器等フロン類を使用する機器に、温室効果ガスとしてのフロン類の二酸化炭素換算量を表示するものです。
・機器の所有者や設備業者、工事関係者に対しては、機器の整備、廃棄に当たって適切にフロン類を回収することを求める ・一般消費者に対しては、コンビニやスーパー等の食品ショーケースなど、生活のあらゆる場面で、「フロンの見える化」表示がされているところを見る ことにより、フロン類の問題を啓発し、社会全体のフロン類の認知度を高め、フロン類の排出防止、回収促進を図ることがねらいです。
フロンの見える化の行動
(2-1)社団法人 日本冷凍空調工業会
社団法人日本冷凍空調工業会では、地球温暖化防止対策のための自主的取り組みの一環として、エアコンをはじめ冷凍空調機器に含まれる冷媒の温暖化の影響度合いを表示する冷媒の「見える化」を行っております。
【対象機器】 ・原則として日本冷凍空調工業会会員企業の取り扱い品目であるすべての冷凍空調機器の新規出荷品(いわゆる海外生産品も含む。) 【表示内容および表示方法】 ・機器本体(室内機と室外機に分かれている場合にはその両方の本体)に、充てんされている冷媒量について地球温暖化係数(GWP)を用いて二酸化炭素の量に換算した数値(冷媒充てん量の二酸化炭素換算値)を、見易くかつ容易に消滅しないように表示 ・冷媒の大気中への排出の抑制に関する事項(廃棄時の適切な処理を呼びかける)を併せて表示 ・取扱説明書にも冷媒充てん量の二酸化炭素換算値を記載 【表示開始時期】 ・2009年秋以降出荷される機器より順次実施
社団法人日本冷凍空調工業会のHPはこちら
「フロンの見える化」に関する情報の所在については以下を参考にしてください。 ・「冷凍空調機器に含まれる冷媒の二酸化炭素換算値の表示(冷媒の見える化)の実施について 」 社団法人日本冷凍空調工業会トップページ → 工業会の概要 → 環境問題への方針 → 冷凍空調機器に含まれる冷媒の二酸化炭素換算値の表示(冷媒の見える化)の実施について ・「冷凍空調機器における冷媒の「見える化」について」 → 工業会の概要 → 環境問題への方針 → 冷凍空調機器における冷媒の「見える化」について
(2-2)一般社団法人 フロン回収推進産業協議会
一般社団法人フロン回収推進産業協議会では、公益信託地球環境保全フロン対策基金を活用して、フロンの有用性と大気放出による地球環境への悪影響を正しく伝え、フロン類の回収の必要性を多くの方に浸透させる「フロンの見える化」を推進するために、当該活動のパートな^として協力いただける方の募集を行っております。 【支援策】 ・見える化シール、ポスター等の提供 ・公共的立場を活用したPR支援策の検討 ・公共施設へのポスター掲示と冷凍空調機器への「見える化シール」の貼り付け
各国の対策
オーストラリアやニュージーランドなどでは、天気予報の中に紫外線情報が入っていて、その日その日の日光にあたっていい時間を報知したり、長袖の服とつば広の帽子の着用を呼びかけている。
フロンの歴史
フロンは1930年ごろから使われてきた化学薬品である。ついこの間まで、スプレー商品のほとんどがフロンをつかっていた。フロンは安くて便利な塩素化合物で、コンピュータのような精密な機械をすみずみまできれいに洗ったり、ウレタンフォームや発泡スチロールを発泡させたり、ビルや冷蔵庫や車を冷やしたり、スプレーを噴射させたりするのに、世界中で大量に使われ、使った後は大気中に捨てられてきた。 1974年、アメリカのローランドという学者が、フロンは十年から数十年かかってオゾン層まで上がり、オゾン層の上に出るとふりそそぐ紫外線によって分解され、出てきた塩素がオゾン層を壊す、その結果、地上に降る紫外線が増え、皮膚がんをおこすなど生物に影響を与えると警告をした。この時にすぐ禁止すればよかったのだが、実際には南極をはじめ世界各地で、オゾン層がとくにうすくなったオゾンホールが観測され、皮膚がんが増えてきてはじめて、フロンをたくさん使ってきた先進国が中心となって国際的なフロン禁止の取り決めをした。これを「モントリオール議定書」という。
引用文献
山田国広 1996 1億人の環境家計簿~リサイクル時代の生活革命~
経済産業省 http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/law_furon_mieruka_efforts.html
ハンドルネーム リバー