ベトナム戦争6
出典: Jinkawiki
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ベトナム戦争とは
アメリカとサイゴン政権を一方とし、北ベトナムと南ベトナム解放民族戦線を他方として、十余年にわたり、第二次世界大戦後最大の規模で戦われ、戦後秩序の変容を促した大きな戦争。
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戦争の性格
一つはアメリカの新植民地主義戦争である。これはサイゴン政権を通してベトナムを間接支配しようとしたものである。 もう一つはベトナム民族による民族解放闘争で、戦いは南を解放し、北の社会主義を守り、南北を再統一することを大きな目標として戦われた。ベトナムは民族革命と社会主義革命を通して、この戦いを戦った。第三は冷戦の一環としての戦いである。冷戦はイデオロギーとナショナル・インタレストをめぐっての対決である。かくてアメリカは中国共産主義封じ込め戦略を掲げてベトナムに遠征し、ベトナム側は人民戦争戦略をもって対抗した。アメリカ陣営には韓国、フィリピン、タイ、オーストラリア、ニュージーランドが兵力を派遣したほか、西側諸国も協力し、ベトナム陣営には社会主義諸国が加わった。この間、民主勢力によるベトナム人民支援の運動が各国で幅広く展開され、国際的な政治戦争の観があった。
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現在
ベトナム、カンボジア、ラオスは、南北ベトナム統一から冷戦終結までの間(1976年~1989年)に、東南アジア諸国連合に加盟した。 1986年のドイモイ政策によってベトナムは外国の資本投資を受け入れ、1995年にはアメリカとの国交回復を果たした。 2007年にベトナムはWTOに加盟しアメリカ一極体制が破綻した2008年金融危機以後は「VISTA」と呼ばれる新興経済国家の仲間入りを果たした。 東南アジア諸国が市場経済体制と国際貿易体制に組み込まれ、経済的な状況に限れば、戦争だけでは実現できなかった状況が実現されることになった。