ペットボトル

出典: Jinkawiki

目次

ペットボトル

ペットボトルとは合成樹脂の一種を原材料として作られている飲料水などの容器の1つ。飲料水の他にも、調味料や衣料品や化粧品などにも用いられている。 アメリカ人の学者であるナサニエル・ワイエスが1967年に炭酸飲料の向けのプラスチック容器を研究し始め、1973年に今日のペットボトルの特許を取得した。 日本では1977年に初めてペットボトルが使用され、当時は飲料水でなくしょうゆの容器として利用された。その後、1982年に飲料水用としてペットボトルを利用することが認められ、翌年からコカ・コーラによって全国に広められた。


ペットボトルの容量

190ml

200ml

250ml

270ml

275ml

280ml - ホット(加温)対応飲料の多く(キャップがオレンジ色)

290ml

300ml

310ml

320ml

330ml

350ml - コールド(冷却)対応飲料の多く

410ml

425ml

450ml

460ml

470ml

480ml

485ml

490ml

500ml - コールド(冷却)対応飲料の多く

520ml

555ml

700ml

777ml

850ml

900ml - アイスコーヒーの多く 最近ではポカリスウェットなどにも用いられている。

930ml

1L (1000ml) - 主に醤油

1.5L (1500ml) - 炭酸飲料の大容量版

1.65L (1650ml)

1.8L (1800ml)- 主に焼酎、清酒 2L (2000ml) - 主に飲料水、お茶、ウーロン茶など非炭酸飲料の大容量版、炭酸飲料では一部地域でコカ・コーラが存在する。


2.7L (2700ml) - 一部焼酎、ウイスキー、ワイン

4L (4000ml) - 一部焼酎、ウイスキー

※500mL以下のペットボトルについては、1996年の自主規制緩和にて解禁された。

製造方法

1.樹脂を射出成型機で溶かし、圧力をかけて金属型に流し込み、冷却後取り出してプリフォームが完成。

2.プリフォームを約100度めで加熱。

3.2をボトル用金型に入れる。

4.延伸坊でプリフォームを縦に伸ばす。

5.高気圧をいれて膨らませる。

6.冷却したのち、金型を開いてペットボトルを取り出す。

ペットボトルの再利用までの道のり

1.消費者が分別。

2.自治体が回収し選別する。

3.自治体が分別したペットボトルを圧縮しベール品として保管。(ベール品とは圧縮後梱包したもの)

4.リサイクル業者が再び選別し、粉砕・洗浄する。

5.リサイクル業者が洗浄したものを風力比重分離とアルミ・金属分離をおこなう。

6.リサイクル業者が分離させたものをフレーク状・ぺレット状にする。

※フレーク PETボトルを8mm角(カク)位の小片に粉砕し、よく洗って乾かしたもの。 作業服、卵パックや成形品の原料として使用される。 フレークは薄片という意味。

※ペレット フレークを一度溶かして小さな粒状に加工したもの。 運搬・貯蔵が容易になり、主に繊維にする時に使われる。 繊維等に加工するときの取り扱いが容易になる。 ペレットは小さな弾丸(丸薬)という意味。

ペットボトルリサイクルの問題点

ペットボトル新品を石油から作って消費者の手元に届けるまでには、石油が約40g使われる。しかし、これをリサイクルしようとすると、少なくとも150gの石油を消費してしまうという。実に、4倍近くも石油を使うのである。 これでは、資源の節約どころか資源の浪費である。リサイクルを行うことによって資源がかえって多く使われてしまうという。 ペットボトルをどのようにリサイクルしていくかということが今後の課題といえる。


参考文献

かしこいモノ選びガイド モノガイド http://www.monoguide.com/topic/recycle.html (2月1日閲覧) ペットボトルリサイクル推進協議会  http://www.petbottle-rec.gr.jp/top.html (2月1日閲覧) ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB(2月1日閲覧)


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