モンスーン
出典: Jinkawiki
モンスーンは、もともと季節によって吹く方向が違う季節風の一種である。モンスーンの影響を受けて比較的雨が多く室温な、アジアの東から南にかけての地域を「モンスーンアジア」という。その中でも、モンスーンの影響で雨の多い雨季と、雨の少ない乾季ができる気候のことをモンスーン気候という。日本もモンスーンアジアの一部である。
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モンスーンアジア
インドから東南アジア、中国南部、東アジア、太平洋沿岸までの大きく広い範囲がモンスーンアジアである。
インドシナ半島では夏に海から大陸に向かって南西のモンスーンが吹き、冬には逆に大陸から海に向かって北東のモンスーンが吹く。
雨の降り方には、風や地形など様々な条件が影響を与えるので地域ごとにいろいろなパターンが現れるが、インドシナ半島付近では、南西モンスーンが吹く時が雨季、そして北東モンスーンが吹くと乾季である。
ただしモンスーンアジアでは、それ以外の気候もみられる。
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日本への影響
日本では夏に太平洋高気圧から吹く南東風が卓越し、冬にはシベリア高気圧から吹く北西風が卓越する。大陸からのモンスーンは、乾燥しているのが通常だが日本海を渡る間に暖流である対馬海流が流れている側から水蒸気をもらうため、湿った空気となるのが特徴である。この湿ったモンスーンによって日本海側に大雪がもたらされる。
参考文献・資料
・モンスーン気候 s-yoshida0.my.coocan.jp
編集者 LiLy