モーゼスメンデルスゾーン

出典: Jinkawiki

モーゼス・メンデルスゾーン(1729~1786)はユダヤ人への啓蒙思想家、哲学者で、ドイツ文化人との交流をとおしてユダヤ人の同化のために活動した人である。

 

活動

当時ユダヤ人はドイツに背を向け閉鎖していたが、モーゼスはドイツの文化を理解し交流を深めることを推進し、それと同時にユダヤ人の文化も理解してもらおうと努力した。ドイツの社会をよく評価し、それにユダヤも同化していこうという姿勢である。

  


問題

しかし同化によってさまざまな問題が起きた。  まず同化を推し進めることによってアイデンティティの喪失が起こった。 ユダヤ人という人種ははっきりとした種はないといわれているが、社会的要因によってユダヤ人は成立する。その中心がユダヤ教である。キリスト教はユダヤ人に改宗を迫った。 しかしユダヤ教はユダヤ人の心のよりどころである。ドイツはキリストで、同化を進めるあまりキリスト教に改宗してしまうものもいた。   これにより反ユダヤ主義も高まり、社会の抱えている問題をすべてユダヤ人に押し付けてしまうことも起こる。   参考

ユダヤ教思想における悪―なぜ、いま「悪」なのか

植村 卍、池田 潤、赤井 敏夫、 小岸 昭


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