ユナイテッド航空９３便
出典: Jinkawiki
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ユナイテッド航空９３便
２００１年９月１１日に、アメリカ合衆国のユナイテッド航空９３便がアメリカ同時多発テロに巻き込まれ、ペンシルベニア州、ピッツバーグ郊外シャンクスヴィルに墜落した。この事故で、乗客、乗員が、合計４４人全員死亡、生存者皆無という事態となった。ハイジャッカーは全部で４人でパイロット役もいた。
事件の詳細
ユナイテッド航空９３便は、ニュージャージー州のニューアーク国際空港を出発し、カリフォルニア州のサンフランシスコ国際空港に到着する予定だった。旅客機は、最大１８２人乗りだったのだが、当日は乗客３７人、機長、副操縦士等の乗員７人の合計４４人だけしか搭乗していなかった。９３便は、午前８時離陸の予定であったが、８時４２分と遅れた離陸となった。遅れた理由は、ニューアーク国際空港発サンフランシスコ国際空港行き「ユナイテッド93便」が朝の離陸ラッシュに巻き込まれたからであるという。そして、９時に先にハイジャックされたユナイテッド航空１７５便の事態を不審に思ったＵＡ社は全機のコックピットメインモニターに「侵入者に警戒せよ」という警報を出し、９３便は「他の２機がワールドトレードセンターに突っ込んだので、ハイジャッカーには十分気をつけるように」と警告を受け、９時２６分に、パイロットは管制官からの警告を確認する。だがその１分後にハイジャッカーがコックピットに押し入り、コックピットを占領してしまう。 ハイジャックがあってから乗客１０人と乗員３人は、管制官や家族へ携帯電話や機内電話で連絡をし、自分の安否や、今の状況を確認し、乗客たちは次第にハイジャッカーたちに怒りを感じ、ハイジャッカーたちに襲い掛かった。ハイジャッカーたちはコックピットの中にいたので、そのドアを壊すために叫びながら配膳カートを押し立てて勇敢に立ち向かっていった。だが、飛行機の操縦をしていた犯人がこれ以上逃げられないと思い、墜落したといわれている。これは、アメリカ同時多発テロで唯一、ハイジャックされた旅客機で失敗した事故となった。テロリストたちの計画通りにいけば、ワシントンＤＣのアメリカ合衆国議会議事堂かアメリカ合衆国大統領官邸ホワイトハウスに衝突していたと思われる。
その後、墜落現場には慰霊施設が建てられている。 また、犠牲者に早稲田大学理工学部学生の日本人（当時２０歳）がいた。
映画
・ユナイテッド９３ 監督・・・ポール・グリーングラス キャスト・・・ほぼ無名
参考文献
・ユナイテッド９３ テロリストと闘った乗客たちの記録 ジェレ・ロングマン（著）
・レッツロール！ ９．１１夫からのファイナル・コール （ＢＡＹ）
