ユニセフ4
出典: Jinkawiki
ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF)は、国際連合児童基金の略称で、世界の子どもたちのための機関である。1946年に国連総会で創設されて、2016年には70周年を迎えた。今は約190の国や地域で活動している。本部は、アメリカのニューヨークにある。
活動内容
ユニセフの主な活動分野に、保健、HIV/エイズ、水と衛生、栄養、教育、子どもの保護、インクルージョンがあげられる。加えて、災害などが起きたときに、その地域への緊急・人道支援や、ジェンダーの平等にも取り組んでいる。保健の分野では、すべての子どもが乳幼児期に十分なケアを受けられるように、予防接種の普及や、安全な水の確保、衛生的な環境の確保などの支援を行っている。エイズ分野では、12月1日を世界エイズデーとし、エイズの予防、啓発活動のために世界で一体となって取り組んでいる。また、HIVの母子感染予防のための薬治療を普及させている。水と衛生の分野では、井戸をつくったり、トイレを設置したりして衛生的な生活を支援している。加えて、学校教育や保健所を通じて、衛生習慣を広める活動もしている。毎年数百万人の子どもが栄養不足から命の危険にさらされているため、栄養分野への投資は開発優先事項とみなされている。教育は必要不可欠にもかかわらず、いまだに何千万人もの子どもが小学校に通えていない。すべての子どもたちに高い教育を提供すること、差別と不公平を撤廃することに重点をおいて支援している。子どもの保護の分野では、子どもの国籍と存在を公式に認める出生登録をしたり、児童労働反対世界デーをつくって呼び掛けたりして、子どもを暴力、搾取、虐待などから守る支援をしている。インクルージョンとは、だれもが受け入れられる社会のことで、様々な要因で起こる差別の対処だけでなく、構造的な差別をなくすための取り組みを行っている。
ユニセフ募金
ユニセフの活動は、100%任意で寄付と各国の政府の拠出に支えられている。募金は、ユニセフ本部に送金され、支援が必要な子どもたちのための活動に使われる。例えば、栄養が足りていない子どもの治療食や抵抗力を高めるためのビタミンAの確保、病気予防のための予防接種やワクチン、病気の早期治療、きれいな水の用意、また、それらを支える医療人材の育成などにあてられる。ユニセフの活動を支える大切な募金である。
<参考文献> 「unicef」 https://www.unicef.or.jp
ハンドルネーム 山の神