ラムサール条約6
出典: Jinkawiki
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ラムサール条約
概要
正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、様々な動植物の生息地である湿地を守るために作られた条約である。1971年に採択、1975年に発行され、現在締約国は150カ国以上にものぼる。
成り立ちと目的
世界には水鳥、魚などの住処になっている川、入江などの湿地があるが、干拓、灌漑、ダムの建設、生活排水・産業排水による水質汚濁などによって湿地の減少が進み、動植物の生態系が脅かせれてきた。こうした動物、湿地を保護するために1971年にラムサール条約が採択された。「ラムサール条約」は、この条約が作成された地であるイランの都市ラムサールにちなむ通称である。ラムサール条約は条件を満たす地域を登録指定してそこが損なわれないように賢明な利用と保全を求めている。さらに湿地を調査、管理を行う人材を育てる研修も行っている。
湿地の条件
ラムサール条約が定める重要な湿地の条件は以下のうち一つ以上満たすことである。 ・その地域を代表する湿地や希少な湿地である ・絶滅の危機にある動植物のすみかである ・魚類の餌場、産卵場として重要である ・その地域にしか生息していない魚類のかなりが住んでいるか、湿地の代表的な魚類の生活を支えている ・ある特定の種の水鳥の1%以上が生息している ・2万羽以上の水鳥が生息している ・動植物の避難や成長に重要な場所である ・その地域の生物多様性を保つために重要な動植物の住処である
日本での登録条件
日本は、次の条件を満たしている湿地を登録している。 1国際的に重要な湿地であること(国際的な基準のうちいずれかに該当すること)。 2国の法律(自然公園法、鳥獣保護管理法など)により、将来にわたって、自然環境の保全が図られること。 3地元住民などから登録への賛意が得られること
参考文献 (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%9D%A1%E7%B4%84) (http://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/About_RamsarSite.html#jpn) (https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%9D%A1%E7%B4%84) 株式会社ポプラ社 国際組織 2009年(第3刷 112頁
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