ラ・マルセイエーズ
出典: Jinkawiki
「ラ・マルセイエーズ」は、1879年にフランス国歌として法律で定められた。
マルセイユからパリに駆けつけた義勇軍が、その道中で口ずさんだ行進曲で、彼らを迎えたパリの人々がこの曲に「ラ・マルセイエーズ」と命名した。
一般的に知られている歌は7番まであるが、最も知られている1番の歌詞は次のようなものである。
祖国の子どもたちよ、栄光の日がやってきた
我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた
血塗られた軍旗がかかげられた
どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか
子どもや妻たちの首をかっ切るために、
やつらは我々の元へやってきているのだ
武器をとれ、市民たちよ
自らの軍を組織せよ
前進しよう、前進しよう
我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために
現在では、「汚れた血」という言葉が、人種差別の極みだと批判されており、歌詞を変えようという運動もあるようだ。
参考文献
『ラ・マルセイエーズ物語 ー 国家の成立と変容』 吉田進 中公新書