三大予備校
出典: Jinkawiki
三大予備校
三大予備校とは、大学受験界において長年トップに君臨する「河合塾」「代々木ゼミナール」「駿台予備学校」(以後それぞれ、河合、代ゼミ、駿台とする。)の全国展開する大手予備校のことを指す。また、頭文字をそれぞれ取って「SKY」と呼ぶこともある。そして、近年急速に合格実績を伸ばしてきている「東進ハイスクール」を含めて「四大予備校」と呼ぶメディアも存在している。 三大予備校のそれぞれの特徴 それぞれの特徴を表す言葉として「生徒の駿台、講師の代ゼミ、机の河合」と昔から呼ばれている。
駿台…生徒の駿台と呼ばれている通り、生徒のレベル・質が高いことを指している。
代ゼミ…講師陣が多くのタレント講師を輩出しているように、講師の知名度が他塾に比べ高く、人気講師が多いことを示している。
河合…机の河合というのは、昔までは多くの予備校が大学の講義などで使用されるような長机をしようしているところが多かったといわれているが、河合だけは一人毎ごとの机を使用していたという点からこのように呼ばれていた。この呼び名からも、河合が他2つに比べて以前までは遅れを取っていたことがわかる。
三大予備校の歴史
代ゼミ…1959年に設立。設立者は高宮行男。当初は「不二学院」という名称にて運営されていた。代ゼミの大きな発展に必要不可欠なのが、タレント講師と呼ばれるほどの有名講師陣のヘッドハンティングである。この力が大手として飛躍した一端である。また、帰国子女講座や浪人用講座など、将来的に必要となるものを予期して実行に移した先見性も大きく関係している。そして、近年は人工衛星を用いたサテライト授業やブロードバンド授業にも力を入れており、本校で行われた授業などを受講することが不可能な地方の生徒にもサテライト、ブロードバンドを用いることで視聴を可能にした。
河合…1933年に設立され、設立者は英文学者の河合逸治である。当時から「全ては一人一人の生徒のために」をモットーとして運営している。1968年には他に先駆けて、チュートリアルシステムを導入(チューター制)。これは少数の生徒に対し集中的に指導するために設けられた。また、サテライト授業に関しては代ゼミよりも導入が早かったと言われている。このサテライト授業に関して、代ゼミは本校などの授業の録画を行っているが、河合はサテライト用にスタジオにて撮影された映像を配信している。現在は、Z会と共同で模試を行うなどの提携も見せる。
駿台…1918年に設立され、英文学者の山崎寿春が設立した。当初は「東京高等受験講習会」と呼ばれていた。現在の名称には1980年に変更されたので、名称が変わってからはまだ30年ほどである。三大予備校のいずれでも全国模試を行っているが、駿台の模試は他の予備校の模試よりも評判が高い。理由としては、問題の難易度が高く実戦向きであるということが考えられる。しかし、難易度が高い割に平均点が高いとも言われており、この点からも生徒の質が高いことが伺われ、「生徒の駿台」と呼ばれる理由が分かる。
参考文献
河合塾 http://www.kawai-juku.ac.jp/
駿台 http://www.sundai.ac.jp/yobi/
haru