世界から見た日本
出典: Jinkawiki
私は、日本に住み、日本で生きている。私が暮らす日本は外国からいったいどのように思われているのか?考えてみた。 調べていく中でよく目にしたのが、アメリカ、ヨーロッパ諸国は日本を含め、韓国、中国などをまとめて東アジアであるという認識だということであった。おそらく、そこまで関心はないのだろうとここで感じた。しかし、同じ東アジアである中国から日本に来ている中国人は日本を高く評価しているのだという。留学で来ている中国人は日本人はとても知識レベルが高い人が多いと思っているらしく、それに加え、自然はもちろん教育環境や生活環境のどの環境面が素晴らしいという。やはり、実際に日本にいる外国人の人と外国にいる外国人のイメージは違うものである。 おもしろいと思ったが、各国の人の幸福を感じるときというジョーク集に載っていたものである。イギリスでは、うまいブラックジョークが決まった時、ドイツでは、計画通りに物事が運んだ時、スペインはおいしい物を食べてのんびり昼寝している時である。そして、肝心の日本とはというと、食事をさっさと終えて再び働き始めた時だという。勤勉というイメージの結果このようなジョークが生まれたのだろう。 科学技術など発展が勤勉イメージにつながっていると思う。 世界的に有名であると思われているイチローなど、様々な分野において名の知られているであろう日本人も自分たちが思っている以上に知られていない。 野球が好きな人はイチローを知っているだろうが、関心が無い人は知らないのである。 日本のメディアがあたかも全米が知っているかのように報道しているが、実は違うのである。 世界が自民党を厳しい目で見ていることも知っておくべきである。 小泉政権のときであるが、アメリカの学生は「なぜ日本人は韓国や中国との関係を悪化させるような党を勝たせるのか?」といった質問などがあったそうだ。国内では、郵政民営化や経済政策が取り上げられていたが、アメリカや中国系、韓国系の人は憲法9条改憲や靖国神社参拝を支持していると受け止められたらしい。それをみて日本人の考え方とは違う視点からみているのだなと実感した。 しかし、日本は素晴らしいという声もある。 日本の伝統的な文化、気品のある態度、わび・さびを尊重する唯一の民族であるという紹介もあった。 『シュリーマン旅行記 清国・日本』より、八王子・宝顕寺を訪れた際の記述にもあるように日本の境内や寺は素晴らしく、そこにいる僧侶も実に親切であるという。 このように思っている人もいるのである。それを知り、嬉しく思う。
私が住んでいる日本は良い面もある一方で、悪い面もある。 これらのどちらか一方に目を向けるのではなく、どちらも見なくてはいけない。 これからの日本を背負っていく世代として、きちんと問題に目を向け、各個人が真剣に 考える必要がある。
参考文献 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2008112302000159.html http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid617.html http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2008112302000159.html