井上雄彦
出典: Jinkawiki
井上雄彦(いのうえたけひこ、本名:成合雄彦(なりあいたけひこ)は漫画家。代表作としてバスケットブームの火付け役となった「SLAMDUNK」、宮本武蔵を題材にした「バカボンド」、車いすバスケットボールを題材にした「リアル」など。
[SLAMDUNK]
上記で挙げた代表作の中で唯一完結しているのが「SLAMDUNK」だ。 この作品は井上雄彦という名を世に広げた作品でもある。また、連載終了の際にも話題を呼んだ。後のライバルであろうことを錯覚させた登場人物たちとの試合は描かれず、インターハイの途中で作品が終わったことは読者からも続編を求める声が殺到した。 井上は連載終了について「インターハイの組み合わせを作った時点で山王戦が最後と決めていた」「トーナメント表を出したからには決勝まで行くっていう決まった道はもう進みたくない」「前の試合よりもつまんない試合は絶対描きたくない」「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」「テンション高いところで終わらないと、作品にとって不幸になっていく」と語っている。続編については「あるかもしれない」という含みのある発言をし、自身のHPでは「描きたくなった時に描く」と言っている。 もともと漫画に限らず絵を描くことが好きだった井上は「最終的にはただの絵描きになりたい」とも語っており、漫画作品以外にも絵に対する様々な試みを行なっている。
漫画以外の活動
「1億冊ありがとうイベントファイナル」では、神奈川県の廃校を使い、23枚の黒板にチョークで『SLAM DUNK』各登場人物のアフターストーリーを描いた。資生堂の化粧品「uno」のCMでは、自身の身長の何倍もある大画面に巨大な筆で男の絵を描いていく様子を撮影。連載途中でペンから筆に切り替えて描れるようになった『バガボンド』のカラー画集とモノクロ画集を同時刊行している。『バガボンド』の製作現場にカメラを設置し、井上が『バガボンド』の人物を描いていく様を撮影したドキュメンタリーDVD『DRAW』を制作。紀伊国屋ニューヨーク店のオープン記念壁画を引き受け、ニューヨークに出向いて観衆の見守る中で壁一面に武蔵と小次郎を描いた。