京都議定書9

出典: Jinkawiki

 京都議定書とは気候変動枠組条約に関する議定書である。1997年12月11日、京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議において採択された。  その内容は二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン類 パーフルオロカーボン類、六フッ化硫黄といった温室効果ガスについて、先進国の排出量を規定している。  但し、その結果先進国による温室効果ガスの排出が抑制されているとは限らない。その理由としては第一に、7%の削減を規定されたアメリカや、6%削減のカナダの二国がこの議定書から離脱していることが挙げられる。特に、アメリカはドル基軸通貨制度や「世界の警察」という言葉に裏打ちされているように世界の風潮の中心となっている点が多々あるため、その離脱は議定書順守の必要性について、疑問視させている節がある。第二に排出量取引の存在である。これは、発展途上国の排出権を、先進国が資金を対価に行う取引のことを指す。故に、先進国にとっては容易に削減目標を実現する手段となるが、排出される温室効果ガスの絶対量は変動しないので、温暖化対策としては無意味である。

B!H11081

参考URL wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E8%AD%B0%E5%AE%9A%E6%9B%B8


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