人権センター
出典: Jinkawiki
人権センター
1 人権センターとは 人権センターとは人権高等弁務官事務所の監督のもと、国連の中で最も直接的に人権に取り組む国連機関である。1922年に国連総会ではこの人権センターの役割を「人権の向上、保護、および実行」(一部抜粋)と定めた。 同機関は、1997年9月15日に、国連の全般的な改変に伴いジュネーブの高等弁務官事務所に統合された。
2 おもな機能 センターは、国連総会、経済社会理事会(ECOSOC)、人権に関する小委員会とその下部組織である人権の促進と保護に関する小委員会、規約人権委員会、そして他の国際的な人権規約によって作られた機関などの多くの国連機関に対して、人権問題に関するサービスや活動を提供してきた。またその他の機能としては、米州機構、アフリカ統一機構、そしてヨーロッパ審議会といった地域的政府機関の人権部門とともに、国際労働機関、国際教育学文化機関(ユネスコ)、世界保健機関といった専門機関の調整などがある。
3 その他の機能 センターのほかの機能としては、各国政府への人権に関する助言や専門的援助の提供、政府の役人、裁判官、警察、そして軍隊の将校への訓練の支援、法律の研究プログラムや法律図書館の設立、そして人権に関する情報や出版の普及などがある。
4 参考・引用文献 ・『国際人権百科事典』著:ロバート・L・マデックス 発行:明石書店 ・人権教育啓発推進センターHP http://www.jinken.or.jp/jinken-info/jinken-guide ・国際連合日本政府代表部「人権・人道問題」http://www.un.emb-japan.go.jp/jp/topics/human_right.html
S.K