人道的介入2
出典: Jinkawiki
人道的介入とは、国内で行われる大規模な人権侵害行為を止める目的で、外部から行われる武力行使のことである。
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歴史
19世紀
オスマン・トルコに対してバルカン半島のキリスト教徒やアルメニア人に対する虐待を理由に欧州列強が介入。しかし、背後にはオスマン・トルコ帝国の弱体化を狙う欧州列強の利害があったともいわれる。
第二次世界大戦後
国連憲章において自衛以外の武力行使が禁止され、世界人権宣言等で国際的な人権保障が進んだため、国際社会は人道的介入に否定的に。
冷戦終結後
民族紛争の多発と破綻国家の出現、メディアによる残虐行為の伝達と世論の喚起により人道的介入を支持する議論が再熱。
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問題点
内政不干渉原則に抵触することや、介入が人道目的か侵略目的かを判断する基準が曖昧であることがあげられる。
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参考文献
『国際紛争[原書第8版]理論と歴史』有斐閣
ハンドル名 K