児童養護施設
出典: Jinkawiki
児童養護施設とは、「保護者のない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。」 (児童福祉法第41条)である。平成22年現在全国に579ヶ所あり約三万人の子供が生活している。
児童養護施設では、児童指導員、保育士等が子供たちと生活するほか、心理療法担当職員、個別担当職員などの専門職員が配置されている。児童養護施設内の子供たちはそれぞれ子供の課題に応じた問題に対して個別的・専門的な援助を受けられるようになっている。
児童養護施設への入所については、都道府県・指定都市に設置される児童相談所を通じて行政権限により行われることが一般的である。措置制度という仕組みをとっている。また児童養護施設は、措置費と呼ばれる国庫負担金を基本として運営されている。
児童養護施設は建物の構想が大きく分けると4つある。大舎制・小舎制・中舎制・グループホームでありそれぞれ様々なメリットがあり子供に応じて使い分けられている。
参考文献
社会福祉法人全国児童養護施設協議会発行パンフレット
子供たちの福祉施設―人間的成長を目指して―