公害4

出典: Jinkawiki

日本でおこった4大公害は、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病である。工業が発展していくに伴って、周辺環境が汚染された結果である。 水俣病 化学製品を作る水俣の工場が海に流したメチル水銀という化合物が原因。水に溶けると、味や匂いはせず、また魚や貝の体内にたまりやすく、それを人間が食べると脳の神経が破壊されてしまう。 ひどい場合は、親が食べた魚が水銀で汚れていて、生まれたときから水俣病にかかっている場合もある。また、水俣病の被害者は推定3万である。 新潟水俣病  新潟水俣病は、昭和電工鹿瀬工場の排水が原因。工場は、アセトアルデヒトという化学物質を製造していたが、その製造過程でメチル水銀が作られ、その汚水が阿賀野川に流されたことが原因。 水俣病と同じ症状であったために、新潟水俣病と呼ばれている。またこれは、熊本県で発症した水俣病から8年後に発生した。新潟水俣病の被害者数は約一万三千人とされている。 四日市ぜんそく  三重県と四日市市によって日本初のコンビナート施設である四日市コンビナートが誘致された。このコンビナートから発生した亜硫酸ガスが四日市市の空気を汚染し、大気汚染となり工場周辺の人が喘息になったとされている。この病気では特に気管支に悪影響が出た。被害者数は地区別によって変わるが、被害者が一番多かったのが塩浜地区でこの地域では600人以上の被害者が出た。 イタイイタイ病 イタイイタイ病は、大正から昭和にかけて、富山県の神通川流域で起きた郊外のこと。患者の人たちの身体中が痛み、患者が『イタイ、イタイ』と苦しんだことからこの名前がつけられた。 この病気の原因は、神通川上流にある神岡鉱山から流れ出たカドミウムという金属が川や農地を汚染し、水や米を取り続けた人たちに病気は広まってしまった。この病気では130人もの使者が出た。

このように、産業が発展していくとともにこのような公害も発生してしまった。産業化が進むのはいいことだけれども、その発展とともにまわりへの環境配慮が大切であると思う。

参考URL http://www.asahi.com/sp/topics/word/水俣病.html

             https://www.weblio.jp/wkpja/content/

参考文献 公害 環境問題史を学ぶ人のために 小田 康徳


  人間科学大事典

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