公開市場操作
出典: Jinkawiki
公開市場操作(Open Market Operation)とは、金融市場において中央銀行が国債や手形などの有価証券を売買することによって経済を刺激し、景気回復を目的とした政策である。
公開市場操作は予め目標を決めてから行うため、その影響が予測しやすいのが特徴である。 公開市場操作において、中央銀行が市中銀行に国債などを売ることを「売りオペレーション」という。代金が中央銀行に支払われることで市中銀行の手持ちが減り、通貨量を減少させることを目的とする。また、それとは逆に中央銀行が銀行から国債などを買うことを買いオペレーションという。お金の流れとしては、代金が中央銀行から市中銀行に支払われるので、市場への通貨量が増える。
この政策は景気の低迷で金融市場への資金供給量が少なくなった時や、海外の金融状態が不安定であると言った理由で国内銀行が海外金融機関への資金供給を渋る事で資金供給量が少なくなった時に行われる。供給量が増えることで金利を下げる効果があり、供給量が多くなる事で金融機関は資金調達ができ、金融機関は調達した資金を企業や個人に供給する為、金融緩和に似た効果がある。
参考資料
勝山悠 2005 面白いほどよくわかる日本経済入門 ラクして覚える究極の入門書 日本銀行編
アンマリー・ミューレンダイク 2000 アメリカの金融政策と金融市場
http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_2360.html