兵家
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兵家
諸子百家の一つ。兵法・戦略を説いた学派。たんなる用兵・戦略にとどまらず、むしろ内政に意を用い、兵を凶器とし、兵法はそれを避ける方法と考えた。
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孫子
兵法家。孫子の事跡で知られていることは少なく、その事跡を記す唯一の歴史書「史記」によれば、姓は孫、名は武、春秋末期の人で斉の出身。呉王闔閭に仕え、語が天下に武威を轟かせたのは孫武の功績が大きいという。 なお、孫子という呼称は、「孔子」などと同じようにその人物尊称であると同時に、「孟子」などと同様に、その著書を示すものである。 「孫子」とは、春秋時代の呉の孫武と、その子孫とされる戦国時代の斉の孫臏の2人をいう。調査によって、従来の兵法書「孫子」は孫武の著で、別に孫臏著の兵法書「斉孫子」が存在することが判明した。
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孫武
兵法家。春秋時代の呉王闔閭に仕えた武将。
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孫臏
兵法家。孫武の子孫。戦国時代の斉の参謀。
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呉子(呉起)
紀元前440年頃~前381年頃の兵法家。衛の人。孫子と並んで“孫呉”と呼ばれる。魯・魏に仕えたのち楚の宰相となり功を立てたが、反対者に殺された。「呉子」の著者とされる。
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参考文献
世界史B用語集 改訂新版(2002) 人見春雄・鈴木雅彦・増田正弘 山川出版社 孫子の兵法(2003) 水野実 ナツメ社