出雲大社
出典: Jinkawiki
出雲の国は神の国、神話の国と知られている。出雲の国は古くからある神社がたくさんある。その中の代表的な神社として出雲大社がある。 出雲大社は島根県にあり、古事記によると大国主命は天界の神に国を譲った際、宮殿を建ててもらい、これが出雲大社の始まりといわれている。出雲大社には大国主大神(だいこくさま)が奉られている。 現在の本殿の高さは24メートルだが、古代は約96メートルもあったといわれている。平安時代中期の文献には、大社の本殿が日本一の高層建築であったことが記されている。 出雲の神様といったら「縁結びの神様」としても知られている。「縁結び」とは男女の関係をよくするという意味だけではなく、人間が立派に生長でき、すべてのものが幸せになれるように、お互いの発展のためにつながりが結ばれるようにという意味もこめられている。 出雲大社を参拝する際には二拝四拍手一拝が正しい作法になる。 10月は旧歴で神無月といわれている。全国の神社に奉られている神様が出雲大社に集まるためであり、この間は出雲大社でさまざまな神事が営まれる。
参考文献 『日本史研究』 山川出版社 『近世出雲大社の基礎的研究』 西岡和彦