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出典: Jinkawiki

目次

環境問題

環境とは

いわゆる地球環境問題の悪化に伴って環境という言葉も頻繁に使われるようになってきた。 環境とは、主体を取り巻くものである。例えば、主体を人(集合としての人類)とすれば、その環境は人の周囲にあるすべてであるが、一般には自然環境や地球環境を指すことが多い。 例えば、個人を主体とすれば、他の人も環境に含まれるので、社会環境なども対象となる。さらに、個人の体の一部を主体として定義することもできる。 一般的に使われている環境という言葉は、暗に人類を主体にしている場合が多い。生物全体をも主体とすることもできるが、そのような例は少ないように思われる。 いずれにしても、特にその問題を議論する場合には、主体を明確にしておかないと議論がかみ合わないので注意する必要がある。

環境問題とは

環境に関する問題を環境問題と呼ぶが、いわゆる地球環境問題(の悪化に伴って注目されている問題である。 一般的に世界的な広がりを示す問題が地球環境問題と呼ばれ、地域的な問題は公害と呼ばれてきたが、これらの問題をすべて含む。 基本的には、人間社会における資源の利用に伴う廃棄物〔気体・液体・固体〕が引き起こす問題であり、 従来は自然界が浄化してくれていたが、今やその容量を越えてブーメラン現象的に人間社会に悪影響を及ぼしていると理解されている。 その本質的な要因は、人口の増大と、経済成長の増大〔生活水準(の向上〕とであるとされている。 これらのために、資源の消費量が増え、廃棄物量も増え続けていることが、環境問題の本質的な原因であると理解されているからである。 地球環境問題の場合には、地球温暖化・オゾン層破壊・酸性雨・砂漠化・森林減少・野生生物種減少などがとくに注目されている。 公害のような地域環境問題では、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染などのような区分で取り扱われることが多い。

日本における環境問題の歴史

日本国内で環境問題が注目されるようになったのは、戦後の高度経済成長期です。 工業化の発展に伴い、国民生活は飛躍的に豊かになりましたが、一方で工場等から排出された重金属や有害化学物質等による環境汚染が引き金となって、深刻な公害問題が発生しました。 特に、イタイイタイ病(富山県)、水俣病(熊本県)、新潟水俣病(新潟県)、四日市ぜんそく(三重県)は四大公害と呼ばれ、産業公害の典型的なケースとされています。 このような状況を受けて、1970年代にかけて、大気汚染や水質汚濁、騒音・振動、悪臭などの多くの公害対策に関する法律が整備され、対策が進められました。

参考文献

 環境問題とは http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/index.html  地球環境問題とは何か (岩波新書) 新書 – 1994/4/20 著者:米本 昌平  環境問題の概要 http://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/kankyo/study/handbook_d/fil/kigyou_01.pdf


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