各国における外国人参政権への反応
出典: Jinkawiki
外国人に参政権を認めていない国と、参政権を与えている国がある。 外国人に参政権を与えている国には、大きく分けて三つの類型がある。大陸ヨーロッパ型、アングロサクソン型、北欧型である。 大陸ヨーロッパは保守的で慎重な対応を取っている。欧州連合 (EU) への参加を通じて強制的に欧州連合内の相互付与が義務付けられているのを除けば、地方参政権は認められていない。 アングロサクソン型はかつてのイギリス連邦内に限定して国政・地方参政権の相互付与を自主的に認めている。 北欧 (北ヨーロッパ) はかつては北欧内での相互付与を世界で最初に認めていたが、現在ではそれを拡大して全永住者に地方参政権が認められている。 (EUはヨーロッパ全体を一つにという理念があるので、比較的、参政権に対し積極的なのではないかと考えられている) 一方、外国人に参政権を認めていない国の例としてはアメリカ(国籍取得の比較的容易さを以って代替)などがある。また、スイス、日本、韓国など多くの国では移民も外国人参政権付与も認められておらず、これらの国では永住権獲得も困難である。 現時点では、世界的に見れば、外国人に参政権を認めていない国が多く、外国人に参政権を与えている国は少ない。 [1]