国家公務員制度改革基本法
出典: Jinkawiki
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概要
2008年6月に成立。この法律は、各省ごとにおこなわれていた公務員の退職後の再就職などの人事を、内閣人事局に一元化することで透明性をたかめようとするもの。 前提、現在天下りは禁止されていない。 天下りとは、退職した公務員が、政府関係機関や勤務した官庁と関連する民間企業へ再就職すること。 国家公務員法では、在職期間と密接に関連する営利企業には、2年間就職を禁止している。
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内容
内閣人事局に再就職窓口を一本化。 国家公務員一種合各種を優遇するキャリア制を廃止し、総合職・一般職・専門職にわけ、すべての職員に試験による幹部への登用の道をあたえる。 官僚の国会議員との接触の制限や、政治家との窓口となる政務専門官は見送り。
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関連
国家公務員一種のキャリア組は、ほぼ全員が課長クラスに昇進するものの、その後のポスト、例えば局長や審議官のポストがすくないため多くが早期退職奨退職する。そして、天下りを繰り返し、多くの手当てを支給される等の問題が指摘されていた。このため、2008年までに内閣府に官民人材交流センターを設置し、省庁に人事当局と企業・団体に人事部との直接交渉が禁止される。さらに、内閣府内に再就職監視委員会を設置し、違反がないかチェックを行う。
参考文献 国家公務員制度改革の意義と課題